結論から
1週間の旅行で、主に地図、メッセージ、ウェブ閲覧を使い、ホテルではWi-Fiを利用するライトユーザーなら、通常2〜5GB程度が目安です。写真の投稿やときどきのビデオ通話もする中程度のユーザーなら、おおむね5〜10GBが必要になることが多いです。2週間なら、これらの数値のおよそ2倍です。
ヘビーユーザー、リモートワークをする方、モバイルデータ通信で動画を視聴する方、テザリングでほかの人と共有する方は、もっと多く必要になることがよくあり、1日に数GB使うこともあります。こうした方には、見積もりに頭を悩ませるより、1日単位で料金がかかる無制限プランのほうが簡単なことが多いです。
これらの数値はあえておおよその目安にしています。実際の使用量は、アプリ、設定、動画の画質、Wi-Fiをどれだけ使えるかによって変わります。この記事の続きでは数値の根拠を説明しているので、ご自身の使い方に合わせて調整してください。
よく使うアプリのデータ使用量
以下は一般的な設定にもとづく大まかな目安です。どの数値も正確な測定値ではなく、おおよその範囲として考えてください。アプリは変わりますし、同じ操作でも画質の設定によって使用量が大きく変わることがあります。
- メッセージ(WhatsApp、iMessage、Signal)のテキストのみ:ごくわずかで、1日数MB程度のことが多いです。
- チャットでの写真の送信:圧縮の度合いにより、写真1枚あたりおよそ0.1〜1MBです。
- アプリでの音声通話:1分あたりおよそ0.5〜1MBです。
- ビデオ通話:1時間あたりおよそ0.5〜1.5GBで、高画質ならさらに増えます。
- 地図とナビゲーション:ナビを使っている間は1時間あたり5〜20MB程度のことが多く、オフラインマップを使えばさらに少なくなります。
- ウェブ閲覧とメール:使っている間は1時間あたりおよそ50〜150MBで、画像や動画の多いサイトではさらに増えます。
- 動画のあるSNS(Instagram、TikTokなど):スクロールしている間は1時間あたりおよそ0.5〜1.5GBです。
- 音楽配信:音質により、1時間あたりおよそ40〜150MBです。
- 動画配信:標準画質で1時間あたりおよそ0.5〜1GB、HD画質では1時間あたり2〜3GB以上になることもよくあります。
- クラウドへの写真のバックアップ:写真1枚あたり数MBで、動画は1本で数百MBになることもあります。
意外なポイント
旅行者が一番気にする地図とメッセージは、意外なほどデータを使いません。データを大量に消費するのは、あらゆる形の動画です。動画配信、ビデオ通話、SNSのフィードで自動再生される動画、撮影した動画の自動バックアップなどです。モバイルデータ通信で一晩動画を見るだけで、1週間分のナビゲーションより多くのデータを使うこともあります。
旅行者のタイプ別、1日の使用量
ほとんどの人は、おおむね3つのパターンのいずれかに当てはまります。ご自身に一番近いものを選び、モバイルデータ通信を使う日数を掛けてください。
ライトユーザー:1日およそ200〜500MB
移動には地図を使い、友人や家族とメッセージをやり取りし、営業時間を調べたり、ときどきチケットを予約したりします。写真は夜にホテルのWi-Fiでアップロードし、外出中に動画は見ません。
中程度のユーザー:1日およそ0.5〜1.5GB
上記に加えて、SNSを日常的に見たり、日中に写真や短い動画を共有したり、自宅に短いビデオ通話をかけたり、移動中に音楽を聴いたりします。
ヘビーユーザー:1日およそ2GB以上
動画を視聴したり、長時間のビデオ通話をしたり、リモートワークをしたり、写真や動画を自動でバックアップしたり、ノートパソコンやほかの人と接続を共有したりします。このレベルになると日によって使用量が大きく変わるため、このタイプの方には無制限プランが人気です。
1週間の旅行の具体例
以下の例は、夜はホテルやアパートメントのWi-Fiを使える前提です。使えない場合は、夜の使用量を合計に加えてください。
- 都市観光、ライトな使い方:1日300MB程度で地図、メッセージ、ウェブ閲覧を7日間使うと、合計でおよそ2GBです。少し余裕のある小容量の定額データプランで通常は足ります。
- SNSも楽しむビーチリゾート:スクロール、共有、ときどきの通話で1日1GB程度とすると、合計でおよそ7GBになります。
- ナビと音楽を使うドライブ旅行:ナビは少量ですが、1日数時間音楽を配信で聴くと、さらに1日0.3〜0.5GB増えることがあります。合計でおよそ4〜8GBを見込んでください。事前にプレイリストをダウンロードしておけば少なくなります。
- 海外での仕事の1週間:モバイルデータ通信だけで1日2〜3時間ビデオ通話をすると、1日2〜4GB使うことがあります。無制限プランか大容量の定額プランのほうが安心です。
2週間の旅行の具体例
2週間の使用量が、必ずしも1週間のちょうど2倍になるとは限りません。多くの人は、ルートを調べたり予約をしたりする最初の数日にデータを多く使い、その後は落ち着いたペースになります。
- 2週間のライトな使い方:およそ3〜7GBです。
- 2週間の中程度の使い方:およそ7〜20GBです。
- 鉄道で複数の国を回る2週間:移動日は、Wi-Fiのない移動中に乗り継ぎ、チケット、宿泊先を確認するため、余裕を持たせましょう。中程度のユーザーなら、およそ8〜15GBが一般的です。詳しくはInterrailのガイドをご覧ください。
- 2週間のリモートワーク:Wi-Fiではなくモバイルデータ通信に頼る場合、30GB以上になることもよくあります。無制限プランをご検討ください。
気付きにくいデータ使用に注意
トラベル用のデータプランを大きく消費する原因の中には、アプリを開かなくてもバックグラウンドで起きているものがあります。
- iCloudやGoogleフォトなどへの写真・動画のバックアップ:Wi-Fi接続時のみに設定しましょう。
- アプリとシステムのアップデート:ほとんどのスマートフォンは初期設定でWi-Fiを待ちますが、確認しておきましょう。
- SNSやニュースアプリの動画の自動再生:ほとんどのアプリに、モバイルデータ通信での自動再生をオフにする設定があります。
- 新しいエピソードを自動でダウンロードするポッドキャストやプレイリスト。
- テザリングでつないだノートパソコン:スマートフォンにつないだノートパソコンが通常のWi-Fiとして扱い、大きなダウンロードを始めることがあります。先に同期とアップデートを一時停止しましょう。
- メッセージアプリのメディア:動画の多いグループチャットでは、動画が自動でダウンロードされることがあります。メディアの自動ダウンロードをWi-Fi接続時のみに変更しましょう。
データを長持ちさせる実用的な方法
どれも大切なことをあきらめる必要はありません。重い作業をWi-Fiに回すだけです。
- オフラインマップをダウンロードしましょう:訪れる都市や地域の地図を出発前に保存しておきます。Googleマップをはじめ、いくつかの地図アプリが対応しています。
- プレイリスト、ポッドキャスト、映画をダウンロードしましょう:自宅やホテルで済ませておきます。
- スマートフォンのデータ節約モードを使いましょう:iPhoneでは「省データモード」、Androidでは通常「データセーバー」と呼ばれています。
- 画質を下げましょう:モバイルデータ通信中は、動画配信アプリの画質を下げます。
- モバイルデータ通信での自動バックアップをオフにしましょう:Wi-Fiにつながったときにまとめて済ませます。
- アプリごとの使用量を確認しましょう:初日が終わったら、スマートフォンのモバイルデータ通信の設定で、どこにデータが使われているかを確認します。
目安からプランを選ぶ
おおよその数値が出たら、20〜30%程度の余裕を加えましょう。移動日、急な予定の変更、Wi-Fiの弱いホテルなどで使用量が増えることがあります。
定額データを選ぶべきとき
見積もりにある程度自信があり、ライトから中程度のユーザーなら、通常は定額データプランが最も経済的です。残りが少なくなっても、何も再インストールせずに同じeSIMへデータを追加できます。
無制限を選ぶべきとき
使用量が予測しにくい、多い、または共有する場合は、1日単位で料金がかかる無制限プランなら見積もりの手間がなくなります。ただし、大量に使うと速度が遅くなる場合があります。無制限はデータ切れの心配がないという意味で、一日中フルスピードが保証されるわけではありません。
無期限を選ぶべきとき
同じ地域に短い旅行を何度もするなら、無期限プランで多めのデータを一度に購入し、残ったデータの有効期限を気にせずに複数の旅行で使えます。
家族や友人とデータを共有する場合
1台のスマートフォンのテザリングで複数の人が使う場合は、一人ひとりの使用量を合計してください。中程度のユーザー2人で1つの接続を共有すると、合わせて1日2〜3GBは簡単に使います。動画を見る子どもがいればさらに増えることもあります。グループなら、大人一人ひとりが自分のeSIMを持つか、テザリングをするスマートフォンで無制限プランを使うほうが簡単なことが多いです。
よくある質問
1週間で1GBは足りますか?
2週間で10GBは足りますか?
地図はデータをたくさん使いますか?
これまでに使ったデータ量はどうやって確認できますか?
データを使い切るとどうなりますか?
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