結論から
ほとんどの旅行者にとって、正規の事業者のトラベルeSIMは、海外でモバイルデータ通信を使うための安全な方法です。eSIMは、プラスチックのカードではなくデジタルで届く標準的なモバイル回線です。ローミングのSIMや現地SIMと同じように、対象国の認可を受けたモバイルネットワークに接続します。また、自分の回線のモバイルデータ通信を使うほうが、空港、カフェ、ホテルの公衆Wi-Fiに頼るより一般的に安全です。
とはいえ、何が安全かは、何を心配しているかによって変わります。スマートフォン自体を心配する人もいれば、個人データを気にする人も、詐欺や過剰請求を心配する人もいます。以下では、それぞれの懸念を順に取り上げ、実際のリスクがどこにあるのかを正直にお伝えします。
eSIMがスマートフォンでできること、できないこと
eSIMプロファイルはアプリではありません。写真、連絡先、メッセージ、ファイルにはアクセスできません。物理SIMカードと同じように、スマートフォンがモバイルネットワークに自分を識別させるための認証情報のセットです。
eSIMをインストールしても、スマートフォンのソフトウェアは変わらず、今のSIMが置き換えられることも、普段の電話番号に影響することもありません。今のSIMをオンにしておけば、引き続き通話とSMSを担当します。トラベル用の回線は設定でいつでもオフにでき、必要なら旅行後に削除することもできます。
eSIMプロファイルの保護のしくみ
eSIMプロファイルは、業界標準で定められた手順でインストールされ、その手順はスマートフォンメーカーによってOSに組み込まれています。プロファイルは暗号化された接続でダウンロードされ、スマートフォン内の安全なチップに保存されます。また、新しい回線を追加する前にスマートフォンが確認を求めるため、eSIMが知らないうちにインストールされることはありません。
eSIMと物理SIMの比較
eSIMはスマートフォンから取り外せないため、泥棒が抜き取って別の端末に入れることはできません。プラスチックのSIMに比べて、ささやかなセキュリティ上の利点です。どのSIMでも同じですが、スマートフォンは画面ロックで保護しておきましょう。
トラベルeSIMの事業者に見えるもの
どんなモバイルサービスにも、何らかのデータが関わります。それが何なのかを尋ねるのはもっともなことです。
- 注文情報:eSIMを販売するために、Spidotにはお客様のメールアドレス、プラン、支払い状況が必要です。お支払いは決済代行会社が処理しており、プライバシーポリシーのとおり、当社がカード番号の全桁を受け取ることはありません。電話番号、自宅の住所、生年月日は必要ありません。
- 回線の情報:eSIMには識別番号があり、事業者はデータの使用量と残量を確認できます。そのおかげで、お客様はデータ残量を確認できます。
- ネットワークレベルのデータ:どのモバイルサービスでも同じように、通信を運ぶモバイルネットワークには接続に関する技術的なデータが見えます。
閲覧の内容はどうなる?
現在、ほとんどのアプリとウェブサイトは暗号化を使っており、ブラウザではhttpsと表示されます。暗号化された接続では、メッセージ、パスワード、カード番号など、送受信する内容は途中のネットワークからは読めません。エンドツーエンド暗号化を使うメッセージアプリなら、アプリの提供元からも内容が守られます。これは、トラベルeSIMでも、ご契約の通信会社でも、現地SIMでも同じです。
さらに保護を強めたい場合は、eSIMのデータ通信で信頼できるVPNを使うこともできます。データ使用量が少し増え、VPNをオンにすると動作が変わる動画配信サービスや銀行のサービスもあります。
モバイルデータ通信と公衆Wi-Fiの比較
多くの旅行者にとって、トラベルeSIMがもたらす最も実用的なセキュリティ上の改善は、公衆Wi-Fiを使う必要が減ることです。空港、ホテル、カフェ、駅の公衆ネットワークは見知らぬ人と共有され、設定が不十分なこともあり、似た名前の偽のネットワークでなりすまされることもあります。接続前に個人情報の入力を求めるものもあります。
モバイルデータ通信は、近くにいるほかの利用者が簡単には入り込めない、スマートフォンとネットワークの間の接続で行われます。あらゆるリスクを防げる保証にはなりませんが、よくあるリスクのいくつかはなくせます。
公衆Wi-Fiを使う場合は
オープンなネットワークへの自動接続をオフにし、正確なネットワーク名をスタッフに確認し、暗号化されたアプリやウェブサイトを選び、モバイルデータ通信が使えるなら公衆ネットワークでのカード情報の入力やネットバンキングへのログインは避け、その場を離れるときはネットワークの設定を削除しましょう。
eSIMの詐欺とミスを防ぐ
トラベルeSIMのトラブルのほとんどは、技術ではなく、eSIMの入手先やQRコードの扱い方に関するものです。
- 事業者自身のウェブサイトやアプリから直接購入しましょう。格安のトラベル用データ通信をうたう、頼んでもいないメッセージのリンクには注意してください。
- 読み取るQRコードは、ご自身の注文メールのものだけにしましょう。eSIMのQRコードは、実質的にモバイル回線の鍵です。見知らぬ人から送られたコードやポスターのコードは読み取らないでください。
- QRコードを共有しないでください。コードを手に入れた人なら誰でも、あなたより先にそのeSIMを自分のスマートフォンにインストールできる可能性があります。チケットと同じように扱いましょう。
- 支払い前にウェブサイトのアドレスを確認しましょう。有名ブランドをまねた偽サイトは、どの業界にも存在します。
- サポートへの連絡は公式のアドレスで行いましょう。Spidotの場合はsupport@spidot.comです。カード番号やパスワードをメールで送るよう求めるメッセージには注意してください。
SIMスワップ詐欺と今の電話番号
SIMスワップ詐欺とは、犯罪者がご契約の通信会社をだまして、あなたの電話番号を自分の管理するSIMに移させ、セキュリティコードを受け取る手口です。狙われるのは今の電話番号で、トラベルeSIMではありません。
データ通信専用のトラベルeSIMには電話番号がないため、銀行などのサービスが使うSMSのコードには関わりません。それらは引き続き今のSIMが担当します。今のSIMを守るには、ご契約の通信会社が提供していればPINやパスワードを設定し、突然圏外になったら気付けるよう旅行中も今のSIMをオンにしておき、サービスが対応していれば認証アプリに移行しましょう。
位置情報、IPアドレス、海外でのウェブサイト
海外でモバイルデータ通信を使うと、インターネットの通信が、今いる国とは別の国を経由することがあります。これは、多くの国内の通信会社を含め、ローミングサービスでは普通のことです。そのため、ウェブサイトによっては別の国向けのコンテンツや価格が表示されたり、いつもと違うログインに見えるため確認を求められたりすることがあります。
これは誰かがあなたを追跡しているという意味ではありません。スマートフォンのGPSの位置情報は別のもので、eSIMではなくスマートフォンの位置情報の設定で管理されています。SpidotはGPSの位置情報を収集しません。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。
料金:思わぬ請求が起きないしくみ
もう一つの安全性は、お金に関するものです。トラベルeSIMはプリペイド式です。旅行前にプランの料金を支払い、データ容量や有効期間が終わると、追加料金が発生するのではなく回線が使えなくなります。データ追加のガイドで説明しているとおり、データの追加はお客様が自分で選んで行うものです。
思わぬ料金が発生する主なリスクは、今のSIMにあります。今の回線のデータローミングがオンのままだと、海外でデータ通信を使い、ご契約の通信会社から請求されることがあります。データローミングのガイドのとおり、今のSIMのデータローミングはオフにし、トラベルeSIMだけオンにしましょう。
海外で安全に過ごすためのシンプルな習慣
どの方法で接続する場合にも当てはまります。
- 旅行前に画面ロックを使い、スマートフォンを探す・消去する機能をオンにしておく。
- 出発前にスマートフォンのソフトウェアをアップデートしておく。
- 今のSIMのデータローミングはオフにしておく。
- ログインや支払いには、知らないWi-Fiよりモバイルデータ通信を使う。
- eSIMのQRコードは人に見せず、必要ならeSIMのインストール後にメールを削除する。
- 紛失や盗難に備えて、旅行前にスマートフォンをバックアップしておく。
- 裏技に頼りたくならないよう、購入前に対応機種を確認しておく。
よくある質問
トラベルeSIMにメッセージや写真を読まれることはありますか?
トラベルeSIMはホテルのWi-Fiより安全ですか?
QRコードを知られたら、ほかの人が私のeSIMを使えますか?
トラベルeSIMを使うと、WhatsAppやiMessageのアカウントに影響しますか?
eSIMのデータを使い切ると料金がかかりますか?
旅行後にeSIMは削除すべきですか?
この旅行向けのプラン
出発前にプランと最新の料金をご確認ください。お支払い後すぐにQRコードをメールでお届けします。